WPサイトの作成手順

ホームページの仕組み自体は、用途に関係なく同じです。まずは基本をマスターしてくださいね。この章では基本的なWPを使ったホームページ作成の手順をご説明します。

①コンセプトをまとめる

ずばり、そのホームページで何をするかをはっきりさせることです。例えば商売をしたい!や何かを伝えたい!などです。用途によって、今後の作成や運用の仕方が変わるからです。この段階ではとにかく目的をまとめることに集中しましょう。

いきなりクリエイティブな作業をする必要はありません。WordPressのような優れた道具があり、あとで利用するからです。

②全体構造を設定する

芸術作品を作るわけではないので、多くの人が見慣れたホームページのスタイルから構造パターンを選ぶのが早いです。奇をてらったものはパット見興味を引くかもしれませんが、裏を返せばどこに何があるのか見慣れていない為、結果としてわかりにくいものになってしまいます。
大きなカテゴリーで言うと、例えばコーポレートサイトとか、ブログ等です。

構造が大切な理由は、複数のページのつながりを明確にできるからです。通常ホームページは膨大なページで構成されています。そこで利用者にこれらの大量の情報を、効率的に見せる最善手を選びます。

そもそもホームページは、1枚の紙のようにインターネット上にあるわけではありません。似たようなかたまり(カテゴリー)によって、分類されています。さらに、まずは全体を見渡せるところ(トップページ)があって、そのページからより詳しく説明する別ページへとつながって(リンクして)います。

これらの構造は、他でもなくサイト運営者自身が決めることです。WordPressで実際にホームページを制作する時は、テーマを選び設定することで自動的に構造を設定することも可能です。

③コンテンツ(文章や画像など)を用意する

文章と画像があればホームページはできますが、ユーザーが見やすいように体裁を整えましょう。文章は本文だけでなく、タイトルや見出しのほか要約した文章が必要です。結論は先頭にもっていき、簡潔にわかりやすく表現すべきです。

画像には写真・図表などがあり、文章に比べて一瞬で伝えられる情報量が多いので有効に活用しましょう。動画のホームページへの組み込みも手軽になったので、取り入れてみるのもいいかもしれません。ことコーポレートサイトとの相性は抜群です。

④ドメイン取得

インターネット上でのホームページの名前をドメインと呼んでいます。唯一無二の記号で、ブラウザに入力するとあなたのホームページが表示されます。ドメイン取扱業者に申し込んで取得します。だいたい1年で数百円から数千円の料金がかかります。目的に応じて複数所有している組織や個人も多いですね。

先着順のため、わかりやすくシンプル名前では取得は難しいのが一般的です。それでも自身のホームページを表現するネーミングとして、ドメイン名称を工夫して決めることをおすすめします。

ドメインについてさらに詳しくお知りになりたい方は、尾上先生にどんどん質問してみましょう。^^

⑤レンタルサーバーを契約する

ここまでで用意したコンテンツをドメインで、インターネットでアクセスしてもらうためには専用の場所が必要です。そこがサーバーです。コンテンツのデータを保管しておくばかりでなく、ホームページの利用者にとって快適で、安全性が求められます。サーバーの維持は大変なので、多くの場合レンタルサーバー会社から必要な分のサービスを借ります。

⑥システム(WordPress)をインストールする

レンタルサーバーを借りたら次にやることは、WordPressをインストールして設定をすることです。もともとはその作業内容が複雑で時間がかかりましたが、最近では簡単インストール機能が充実してきたおかけで、かなり軽減されました。数クリックで作業が完了する場合もありますよ。

WordPressをインストールすると、インターネットに公開するページはもちろん、それらのページを作ったり直したりする管理ページも同時に使えるようになります。機能は盛りだくさんで、とても最初からすべてを理解できません。まずは以下の記事などを参考にして、全体の感じを知り使い方に慣れていくのが早道と思います。

WordPressを使うと、スマートフォンでアクセスしても見やすいサイトを作りやすくなります。パソコン用に大きな画面だけでなく、スマートフォンのような小さい画面にも対応していなければ、今どき不便ですよね。

⑦コンテンツをWordPressに入れる(アップロード)

わざわざ難しい操作はもう不要です。WordPress上でコンテンツをアップロードできインターネット公開が便利になりました。Microsoft Wordのような感覚で文章を作成したあと、すぐに公開も可能です。写真や図表はもちろん、動画の取り扱いもスムーズにできます。

この流れが基本になります。^^