1. はじめに
前回は、フリーランスや副業で活動する方こそ、ビジネスの信頼性を高めるために独自ドメインメールを活用すべき理由についてお話ししました。
メールサーバーでのメール作成について(その1)https://zero1-pg.com/2025/06/09/43744/
今回はその実践編として、Xサーバーで実際にメールアカウントを作成し、Webメールを使って最初の1通を送るところまでを解説します。
本記事は、Xサーバーをご契約中で、すでに独自ドメインを取得している方を対象としています。
2. メールアドレスを作成しよう
2-1. サーバーパネルにログインする
Xサーバーの「サーバーパネル」へログインしてください。
URL:https://www.xserver.ne.jp/login_server.php
ログイン後、「メール」→「メールアカウント設定」をクリックします。
2-2. メールアカウントの作成手順
- 対象ドメインを選択
- 「メールアカウント追加」タブをクリック
- 以下を入力:
- メールアカウント名(例:yourname)
- パスワード(管理しやすく、他と使い回さないもの)
- 容量設定(特に理由がなければ初期設定のままでOK)



3. Webメールにログインしてみよう
3-1. Webメールアクセス方法


アカウント作成時に入力したメールアドレスとパスワードでログインします。
3-2. インターフェース概要
- 受信トレイ
- 新規メール作成
- 設定(署名や言語変更など)
4. 実際にメールを送ってみよう
4-1. 宛先を選ぶ
まずは、自分のGmailや別アドレス宛に送信してみましょう。
4-2. テストメール作成
件名:【テスト送信】独自ドメインメールの動作確認
本文:
このメールは、Xサーバーで設定した独自ドメインメールアドレスからのテスト送信です。
正しく届いているか、迷惑メールフォルダなどもご確認ください。
署名の設定がまだなら、このタイミングで設定しておくと良いでしょう。
4-3. 届いたか確認
- Gmailで迷惑メールフォルダも確認
- 受信できていればOK
5. SPF・DKIM・DMARCって何?【簡易解説】
5-1. SPFとは
送信元サーバーが正当かどうかをDNSレコードで証明する仕組みです。
v=spf1 include:xsrv.jp ~all
5-2. DKIMとは
送信者が改ざんしていないことを証明する電子署名。Xサーバーではデフォルトで自動対応済みです。
5-3. DMARCとは
SPFやDKIMが失敗した場合に、どう対処すべきかを受信側に伝えるための仕組み。
v=DMARC1; p=none; rua=mailto:yourmail@yourdomain.com
補足:設定しなくてもメールは\”送れる\”が、迷惑メール扱いされることがあります。
6. トラブルシューティング
- メールが届かない → SPF/DMARC未設定や迷惑メール判定の可能性
- Webメールログインできない → ID/パスワードの再確認
- DNS反映に時間がかかる → 最大24時間待機
7. まとめと次回予告
Xサーバーでは、比較的簡単に独自ドメインメールを作成し、すぐに使い始めることができます。
次回は:
- Gmailで独自ドメインメールを送受信する方法
- 自動転送設定や署名の整え方
について解説予定です!