「天高く馬肥ゆる秋」とは言いますが、私もすっかり秋の誘惑に負けつつ目下増量中であります…!
さて、先日ネットニュースで目にした内容が、自分の経験に重なるところがあったので、
今回はそれについて少し書こうと思います。
ニュースの内容は、あるVtuberが依頼した制作で「修正依頼」を243回も無償で繰り返させた、というものでした。
これには思わず驚きましたが、Web制作も似たような場面(ここまでは極端ですが)があるのでは?と感じました。
Web制作での「修正ループ」経験
デザインの好みは人それぞれで、細かな点にこだわりたくなる気持ちもわかります。しかし、こうした繰り返しの修正が続くと、提示された金額と合わなくなり、また当初のスケジュールがどんどん遅れ他の案件に影響を及ぼすことも。
かつて私も、サイトのたたき台を制作の後に「このコンテンツも追加したい」「文章を少し変えたい」といったリクエストが止まらず、当初の予定から大きく遅れてしまった経験があります。
また修正のたびに配置や並びをクライアントの返答待ちになり、作業が滞るのが一番つらいところでした。
修正回数の取り決めと事前確認の重要性
特に、デザインカンプがない場合の案件では、このような「修正ループ」が発生しやすいと感じます。参考イメージだけを頼りに「とりあえずたたき台を作り、後からクライアントが修正を依頼をする」という流れになりがちです。
このような状況を避けるためには、事前に修正回数の上限を明確に決めておくことが非常に大切だと思います。修正は基本的に数回に抑えるようにし、それ以上は追加料金が発生する旨を伝えることで、修正ループを未然に防ぐことが可能です。
さらに、こちらで作れるサイトのクオリティや構造(ワイヤーフレーム)を事前に提示しておくと、クライアントとのイメージを一致させることができます。これにより、無駄な修正を減らし、効率的な進行が実現できます。
クライアントも納得し、効率よく進める工夫
デザインには多くの工数と労力が必要です。だからこそ、私たちつくる側も適切に価値を届けるために、予算に見合った形で効率よく進めるための工夫を欠かさず行うことが大切です。
今後も「修正ループ」を避け、より円滑で充実したプロジェクトを進めていけるよう、クライアントとのコミュニケーションや事前準備に力を入れていきたいですね。
あっ!参考にネットニュース記事です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e037077609f5ef46fecafef96ac69c29136b0a