WordPress 7.0 が来た。管理画面が変わってた

2026年5月20日、WordPress 7.0 がリリースされました。
当初は4月9日リリース予定でしたが、安定性とパフォーマンスの改善を優先するため約6週間の延期となりました。
じっくり仕上げてきた分、今回のアップデートは地味に見えて実はしっかり「変わっています」。

管理画面の「色」が変わった理由と、元に戻す方法

WordPress 7.0 に更新したとたん、「管理画面の青が明るくなった気がする……」と感じた方も多いはずです。
これは 意図的な仕様変更 です。

以前から存在していた 「Modern」カラースキーム が、7.0 からデフォルトに変更されました。
よりクリーンでモダンな見た目を目指した変更ですが、見慣れた青に戻したい場合はプロフィール設定から簡単に変更できます。

Before / After

Before(旧デザイン)

After(新デザイン)

以前の配色に戻す手順

  1. WordPress 管理画面の右上のユーザー名 → プロフィール をクリック
  2. 管理画面の配色」セクションで 「フレッシュ」 を選択
  3. ページ下部の 「プロフィールを更新」 をクリック

「フレッシュ」は完全に旧デザインと同一ではありませんが、落ち着いた青色に最も近い選択肢です。
詳細な手順はこちらの記事も参考にしてください:How to restore the default WordPress admin color scheme after updating to version 7.0(Naked Cat Plugins)


AI統合インフラが入った:Connectors API

「WordPress に AI が入った」という話を聞いて、ChatGPT みたいな機能を想像した方は少し注意が必要です。
7.0 で追加されたのは AI が動くための土台(インフラ) であり、AIライター機能そのものではありません。

具体的に何が入ったか

  • Connectors API:「設定 → コネクター」から OpenAI・Anthropic・Google の3社を登録できる。APIキーを一度入力すれば、対応するプラグインすべてから利用可能になる
  • Abilities API:AIの呼び出しには「プロバイダーの設定」と「機能の明示的な有効化」の両方が必要。セキュリティを確保したうえでプラグインがAIを安全に呼べる仕組み
  • MCP アダプター:外部AIサービスとの接続を標準プロトコルで行うための仕組み

プラグイン開発者にとっては「これまでプラグインごとに API キーを管理する必要があったのが、WordPress コアが一元管理してくれるようになった」というのが最大のメリットです。


開発者が知っておきたいその他の変更点

PHP だけでブロック登録が可能に

これまでカスタムブロックを作るには JavaScript が必須でした。
7.0 からは PHP のみでブロックを登録できるようになり、JS 環境のセットアップなしに軽量なブロックを作れます。

新しいコアブロック

  • パンくずリスト(Breadcrumbs)ブロック:プラグイン不要でナビゲーションパスを表示できる
  • アイコン(Icons)ブロック:SVG アイコンを画像なしで埋め込める

パンくずリスト

アイコン

複数ユーザーによる同時編集(ロック解除)

これまで他のユーザーが編集中の投稿を開くと「ロックアウトポップアップ」が表示されていました。
7.0 からはこのブロックがなくなり、複数人が同じ投稿を同時に開いて編集できます。
ただし Google ドキュメントのようなリアルタイム同期は含まれておらず、7.1(2026年8月予定) での実装が予定されています。


動作環境と推奨 PHP バージョン

  • PHP 最低要件:7.4
  • 推奨:PHP 8.3 以上(パフォーマンス最適化のため)

まだ PHP 7.4 系を使っている環境では、このタイミングでの PHP バージョンアップも検討してみてください。


今後のロードマップ

バージョンリリース予定主な内容
WordPress 7.12026年8月リアルタイムコラボレーション・常時 iframe 投稿エディター・Tabs ブロック
WordPress 7.22026年12月コラボ機能の拡張・WordPress コアへの多言語対応(第一歩)

7.0 は「AI と UI の土台固め」バージョンと言えます。
次の 7.1 でリアルタイムコラボが来ると、チームでの WordPress 運用が一段と快適になりそうです。


参考文献・リソース

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